日南民主商工会

ホーム > 日南民主商工会 > 【日南民商】けんちゃんのおじゃまします No12

【日南民商】けんちゃんのおじゃまします No12

今回は、南郷町目井津港で「ミヤザキ計器サービス」を営まれている河野喜久男さんの事務所をおじゃましました。

ところで、どんなお仕事です?

━━★☆★☆★━━
20130729nichinan02.jpg
漁船のソナーやレーダーとか、計器類の修理、販売の仕事だよ。 

高校を出ると大阪の鉄工所に就職したが、親の面倒をみることになり、4年で南郷へ戻ってきた。3カ月ほど「走るスーパー」という移動販売の商売をした後、「面白そう」と船の電気関係の会社へ惹かれて就職。ちょうど自動操舵がはやった頃だったな。 

機械いじりは工業高校で学んだが、電気はさっぱり。テスターの使い方を覚えるのに2週間もかかったよ。人に聞くのが恥ずかしくて、先輩を見て必至に覚えた。

機械が電気に変わったが、理論や原理は同じ。機械のことが分かるという経験が結構役に立ったね。

昔の魚群探知は、船の下の魚の群れを捜していたが、今のは遠くまで捜せる。

鳥を捜すレーダーもある。小魚を追う鳥を見つけると、カツオの群れにたどり着くってわけ。

やりがい?

 漁船が港に戻り「ありがとうなー」とお礼を言われる時の嬉しさかな。

修理した船が漁に出てしばらくは、「あそこが悪かったちゃねぇか? 大丈夫か?」と心配は尽きんもんな。仕事が趣味みたいなもんで、船がいない暇な時も何とかしてるよ。

転機は勤めて28年後。「南郷の店を閉める。転勤してくれ」と本社から言われた。

日南を離れたくもないし、信頼してくれるお客さんもいる。

結果、そのまま店舗を引き継いで、平成17年に独立したんだ。仕事は変われんけど、事業をすれば確定申告も必要だからね。

民商に入って習ったんだよ。

3年前に病気して、大きな手術をした。それから健康がすぐれず、一時は「事業やめようか」と考えたりもした。

しばらくは、1日仕事したら3日熱が出て休業。なんとかしたくて食事療法を学び、好きな甘い物も我慢して徹底的に食生活を変えた。病院は食事まで面倒見んからね。

 商売を息子に継がせたかったが、いま仕事が無い。

でもこの日南では自分にしか出来ない技術もあって、後継者育成が気になってる。この仕事も少なくなってきたし、まあ体調と相談しながらやっていくよ。
━━★☆★☆★━━

20130729nichinan03.jpg

 電子部品が台頭していますが、「結局は人の手がいる」という職人気質の河野さん。

船舶の話を分かり易く、漁の様子もまぶたに浮かびました。

お身体を大切に頑張ってください。