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【日南民商】アベノミクスの大企業応援 どう考えます?

みなさん、アベノミクスの恩恵、受けていますか?

いま、大企業、富裕層はニンマリです。一方、中小業者と地方経済は冷え切ったままです。

アベノミクスの成長戦略は、大企業がもうかれば雇用や賃金が増え、中小企業も潤う。そのため「日本を世界で一番企業が活動しやすい国」にする。安倍首相はこう豪語しました。

こんどの法人税減税もその一環。法人税減税の穴埋めを消費税増税で補ってきましたが、さらに赤字の中小企業も課税対象とする外形標準課税の導入を目指そうとしています。トヨタ自動車は過去5年間、法人税を全く納めていません。それどころか消費税の輸出戻し税が年間2千億円を超えます。 

トヨタの「増税もまた楽しからずや」の新聞広告は消費税で儲かる大企業の本音であり、大企業応援ここに極まるです。

小泉政権時代、大企業は最高益を出しましたが、リストラで賃金は下がり、貧困と格差が広がりました。この間に若者1800万人を派遣に追いやり、結婚もできない貧しい国に落としめて、国連からは「日本の最低賃金(764円)は最低生存水準を下回っている」と非難され、改善を求められています。
中小業者と庶民は、いつまで頭を抱えるのでしょうか。

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